岩槻人形後継者研修事業 開講
岩槻人形研修会会員と岩槻木目込人形研究会会員を対象に
「岩槻人形後継者研修事業」を平成25年に実施。
その開講式と、第1回の受講が5月25日(土)、
岩槻本丸公民館2階で開催されました。
この研修は、岩槻人形第2次振興計画に基づき
国および県・市の助成事業として、
後継者の方々の確保と技術向上を目的に、当組合が実施するもの。
講義は、岩槻人形の歴史、雛人形の起源(天児、這子)、人形を支える道具、
人形に係る職人、衣裳人形のできるまで、桐塑頭のできるまで、
小道具、手足のできるまで等を予定。
開講式には30名ほどの受講生・関係者が集まりました。
【岩槻人形協同組合 齋藤公司理事長が当事業や、
岩槻の概況について説明。当事業が開講しました】
【岩槻人形協同組合 前理事長 戸塚隆理事も抱負を語ってくださいました】
第1回目の受講・実技内容は、道具(ヘラ)つくり。
既製品では使い勝手がよくないそうで
しなり具合のよい青竹を、自分で削って道具にします。
ヘラは接着材をつける際などのほか、さまざまな工程で活躍するそう。
企業や店舗の垣根を越えて、ベテラン職人さんが若手受講者に丁寧に指導しました。
この日の後半は、これから作る御所人形のイメージづくり。
先輩が持参した、貴重なコレクションの人形をを見てイメージを膨らませました。
これからの研修で、受講生たちが技術を学び、
将来、立派な人形を製作してくださると思います。
どうぞご期待ください。